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LED蛍光灯の種類と置き換えの注意点

 LED蛍光灯(正しくは『直管蛍光灯の形をしたLED照明』ですが)に触れる機会があったので、まとめてみました。

 まずはじめに、蛍光灯のしくみを押さえておきましょう。
 こちらのフリップをご覧ください。

Ledkeikoutou1

 詳しい原理はWikipediaをご覧いただくとして、蛍光灯そのものは水銀が封入されただけのガラス管なのですが、それを点灯させるために、グロー球(点灯管)や安定器が必要になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%8D%E5%85%89%E7%81%AF#.E5.A7.8B.E5.8B.95.E6.96.B9.E5.BC.8F

(余談ですが、今や百均でも売られている電球型蛍光灯には、これらの回路がコンパクトに収納されています)Ledkeikoutou5 一方、LED蛍光灯の場合、LEDそのものはほとんど電気を使わない(直流3~4ボルトで点灯する)のですが、これをそのまま今の蛍光灯と取り替えても、点灯しないどころかたぶん発火するので、工夫が必要です。
 そこで、蛍光灯を置き換えるLED蛍光灯では、3つの方法でこの問題を解決しています。


【その1】蛍光灯のフリをするLED蛍光灯
Ledkeikoutou2  わざわざ蛍光灯用の安定器から供給される電気で点灯するように作ったLED蛍光灯です。
 一般的なホームセンターで購入できるのは、このタイプがほとんどだと思います。
 グロー球の代わりに、同じ形をしたダミープラグを差し込んで使います。

★利点
・今の照明器具をそのまま使える

★欠点
・本来LEDには不要な安定器が残ったままで電気を食うので、本来ほど省エネにならない
・LEDは長寿命なので、先に安定器が経年劣化し、火災などの危険を伴う(普通の蛍光灯の場合、安定器が寿命を迎えると点灯しなくなるので、不具合に気づくことができる)


【その2】100Vカモーン(屮゚Д゚)屮 なLED蛍光灯

Ledkeikoutou3

 交流100ボルトで点灯するように作ったLED蛍光灯です。
 本来、LEDそのものは、直流4ボルト程度の電圧で動作するので、家庭用交流100ボルトを直流4ボルトに変換する回路を蛍光灯の中に詰め込んであります。この部分が熱を発生するので、管に放熱用ヒートシンクがついている変わった形をしています。
 安定器は不要になりますが、照明器具側で、安定器をはずす改造が必要です(安定器に入っている100ボルトの線を、蛍光灯の端子に繋ぎかえる)
 もちろん電気工事の資格がないとやってはいけません。

★利点
・LED本来の省エネを活かせる
・照明器具の改造が簡単なため、将来、LEDの寿命が来ても、まだこのタイプのLED型蛍光灯が生産されている可能性がある

★欠点
・改造が必要なため、工事費が必要(大きな事務所や工場などの場合、1器具あたり1000円程度)
・細い管の中に、LEDのほか、交流100ボルトを直流の低電圧に変換する降圧回路を詰め込まなければならないため、発熱が多く、LED本来の長寿命を発揮できない可能性がある(LEDの寿命も縮まるし、降圧回路が自分の熱でLEDよりも先に壊れることもありえる)


【その3】降圧回路が熱いなら追い出しちゃえばいいじゃない。なLED蛍光灯

Ledkeikoutou4

 これは【その2】をさらに改良したものです。
 交流100ボルトの電気をLED蛍光灯に適合する電圧まで下げてから、蛍光灯の端子に供給します。
 電圧を下げるために、降圧回路(要はケータイの充電器みたいなものです)を据えつけます。
 LED蛍光灯の中身はほとんどLEDだけしかない、シンプルなものとなります。

★利点
・LED本来の省エネを活かせる
・LED蛍光灯に余計な熱源がないため、LED本来の長寿命を活かせる

★欠点
・工事費が高い
 既存の安定器を切り離すだけではなく、降圧回路を付けなければなりません。その為のスペースと、【その2】よりもややこしい結線が必要です。
 降圧回路をつけるスペースがない場合、安定器を外して場所を確保する必要がありますが、安定器は重くてわずらわしい作業になりますし、安定器のサイズは様々なので、降圧回路をうまく据えつけるためにどんな金具や作業が必要になるかは、事前に検証が必要です。
・降圧回路の統一規格がない(みたいです)ので、将来、LEDの寿命が来たら、代わりのLED蛍光灯が入手できない可能性がある


 とまあ、既存の照明をLED蛍光灯化するには、様々な難関があるようです。
 その辺の事情をよく知らずに『個人輸入で外国から安いLED蛍光灯を購入して自宅の照明器具に付けてみたら火を噴いた』なんてこともあるようですので、ゆめゆめ無資格で家電の改造をしないように注意しましょう。

 なお、このような事故の原因は『そもそもLED蛍光灯が旧来の蛍光灯と同じ形をしてるのが悪い(フールプルーフ的な意味で)という話になってしまい、最初からLED用に作られた照明器具は、旧来の蛍光灯が取付できないように(というか、LED蛍光灯を旧来の照明器具に取付できないように)JEL801規格というL型の新しい端子で作られることになりました。
 なので、直管蛍光灯(この言葉が将来も残るか分かりませんが)の端子が2本の触覚みたいなものだった、というのも、そのうち昔話になるでしょう。

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